初めまして、κrollと申すものです。投稿が遅れて申し訳ありません。やる気出なかった。
活動報告
主に遊ばれていたゲームはおそらく以下の4種
- デュエルマスターズ
- wixoss
- ドミニオン
- キングオブトーキョー
デュエルマスターズ 今年から入会してくださった方々にも大変人気があるようです。
wixoss 昨年度本サークルにおいてプレイ人口が7倍に膨れ上がった大人気美少女TCG。今年は何人増えるのでしょうか。
キングオブトーキョー ダイスを振り、他の怪獣をぶちのめすゲーム。一応得点を貯めることでも勝利できます。
ドミニオン サルがいます、可愛いですね。でもカラスは可愛くない。
終わりに
北海道大学マイクロコンピュータ研究会は毎週火金18:00~21:00にサークル会館にて活動しています。新歓期間は終わりましたが興味のある方がいたら是非遊びに来てください。
この間見てきた「琳派×アニメ」展の感想を書きたいと思います。物理学は関係ありません。
展示の概要
本阿弥光悦、俵屋宗達らより始まり画家が先人をリスペクトすることで受け継がれてきた日本画の一派、琳派。前半では彼らの作品を展示し、後半では前半で展示されていた作品に現代日本の代表的なアートであるアニメ(マンガも含む)を融合させた新たな作品を展示している。作品は全て写真撮影OK
URL:「琳派×アニメ」展 | 北海道立近代美術館 (hokkaido.lg.jp)
感想(怪文書注意)
前半は良かったが、後半はイマイチ。細かな感想を書く前に、まずは私の気に入った作品とそうでない作品を見てほしい。
私は特に絵画に詳しいわけではないが、日本画、特に水墨画の魅力は素朴な色合いと余白にあると考えている。余白を残す、つまりは描き過ぎないことで絵のテーマがスッと頭の中に入ってくるし、素朴な色合いで心が落ち着く。じっと絵を眺めて、自分自身を見つめなおすこともできる。
楓の絵の気に入ったのは、絵の中心にのみ鮮やかな紅葉を描いている点。そうすることで周囲の余白が暗闇となり、紅葉と暗闇が互いを引き立たせ合っているように感じられる。また掛け軸を窓に見立てることで、まるで自分が京都あたりの旅館の窓から夜の庭を眺めているような気分にさせてくれる点も気に入っている。
一方で藤の花と初音ミクの絵は、初音ミクが鮮やかすぎるし、ポーズと表情に加えて彼女を細かく描き過ぎている点で画風が元の絵とマッチしていない。2つの全く異なるものが絵の中にあることで絵の中心がブレてしまい、かえって完成度を落としているように思われる。前半に藤の花単体の絵を見ているので、なおさらそのように思われる。正直コラ画像っぽい。しかも割と下手なヤツ。
しかしながら後半の展示が全てダメだったわけではなく、手塚治虫作「ブラックジャック」と組み合わせた絵はかなりの好印象だった。そもそもブラックジャックの黒を基調とした姿が水墨画の素朴な色合いと馴染んでることに加えて、彼の着ているコートを墨の濃淡を生かして描いているので、初音ミクのときのような違和感をほとんど覚えなかった。さらにはカラスを描いた寂しげな絵と組み合わせることで、彼の抱える孤独が表現されているように感じられ、最初からそのような絵だった思わせるような作品となっていた。
ブラックジャックの絵と比べて初音ミクの絵がイマイチだったのは、あまりにもストレートな「初音ミク」を絵に突っ込んだことと、その元の作品との相性が悪かったことに原因があると思う。初音ミクというキャラクターには描く人によって千差万別の姿をとるという珍しい特徴があるので、その点を生かしてもっと琳派の作品に寄り添った姿を描いていれば今回とは異なる印象を持った作品が出来上がったんじゃないかと思う。
仮に多種多様な初音ミクを用いて作品を作ったとして、見に来た人にはそれが初音ミクだと分かるのだろうか?(当日はアニメにあまり興味のなさそうな人も結構いた。)
そもそも既に完成した絵に新たに何かを描き足すことは、作者への冒涜に値するのでは?