皆さま初めまして。西田真琴(にしたまこと)と申します。本日もいつも通りカードゲームとボートゲームで遊びましたので、その様子を書こうと思います。
カードゲーム
今日は珍しくWIXOSSしかプレイされているのを観測できませんでした。遊戯王やデュエマが行わない日があることに驚きです。
ボードゲーム
『キングオブトーキョー モンスター・ボックス』、 『Dominion』、『美術大戦』、『WHIRLING WITCHCRAFT』、『たった今考えたプロポーズの言葉を君に捧ぐよ』の５つをプレイしました。
『キングオブトーキョー モンスター・ボックス』に私は参加していないため、あまり詳しいことは分かりませんが、全員に攻撃できるパワーアップ「ノヴァブレス」を獲得した人がいたため、最終的に1対1で殴り合う泥沼の戦いへ突入したという・・・このゲーム、勝利点で終わった試合を1度しか見たことがないので、5, 6人プレイだと勝利点による勝利と全員なぎ倒しての勝利のパランスが取れていない説、あると思います。
『WHIRLING WITCHCRAFT』は主に今年から加入した1回生の方々が多く遊ばれていて、あまりゲームを観戦できていなかったのですが、時々大きく盛り上がっている姿が確認できたので、私からすれば嬉しい限りです。
次の謎の領域から不穏な気配がする・・・
本当に開いてしまいますか？
あなたは次の謎の領域からこの世のものとは思えないおどろおどろしい鳴き声が聞こえる。それを聞いたあなたの体はブルブルと震え、その震えは止む所を知らないようだ。
・・・本当の本当に次の謎の領域を開いてしまいますか？
あなたは冗長で、読むだけで鳥肌が立つような文章を発見してしまった。発見してしまったあなたは否が応でもその文章を読まなければならない脅迫観念に駆られて熟読した結果、ドス黒いヘドロのような思いを覚えてしまった・・・
・・・なーんて冗談です。初めの文章から少し飛ばしてしまいましたね。ここまで謎のノリについてきたご覧の皆さま、お疲れ様です。クトゥルフ神話未履修のパルミーロ・グルズダパです。この欄は自身の好きなものを紹介する場所だと聞いているので、こんな文章をお読みの皆様はきっとすでに嫌な予感がしているでしょうが、そのことからは目を背けて、私が完全に趣味でやった『Buckshot Roulette』というゲームについて書こうと思います。
皆さんは『Buckshot Roulette』という少し前に流行ったゲームを知っていますか？このゲームは簡単に書くとお互いに一つの銃を使用してロシアンルーレットを行うという内容のゲームです。以下にこのゲームの簡単なルールを箇条書きで書きます。
- プレイヤーは自身と相手の2人である
- 1ラウンドは3ゲームで構成される
- ゲームの開始時、両方のプレイヤーのライフを2つから６つまでの個数にし、1発以上の実弾を含む2つから8つの実弾・空砲のそれぞれの数が表示される。その後、それらの弾を全てランダムに銃に込め、ターンが自身から始まる
- 自身のターン時、行える行動は自身を撃つか、相手に打つかである
- 自身に撃つとき、それが空砲であれば続けて自身のターンを行う。それが実弾であればライフを1失い、相手のターンに移る
- 相手に撃つとき、それが空砲であれば、そのまま相手のターンに移り、実弾であれば相手はライフを1失い、相手のターンに移る
- 銃の中の弾がなくなれば、また同様の方法で弾込めを行い、自身のターンが始まる
- 先にライフが０になったプレイヤーが負けで、勝者は次のゲームに進み、同様のルールでゲームを行う
- 3ゲームで終了し、そのときまで生き残っていれば報酬を得てゲームを終了する
というのがゲームの簡単な説明です。本来なら途中からアイテムが追加されますが、今回は簡単のために無視します。読んでルールが分からなかった人は調べるか、数百円程度の安い値段で売られているので、買ってやってみてください。
ここからが本題で、アイテムが存在しないとき、皆さまがお分かりの通りこのゲームは完全な運ゲーになります。ですが、そこにはより勝ちやすいプレイングが存在するはずなので、そのプレイングを考えてみたいと思います。ただし、本来相手はIAで、どのような行動をとるか分かりませんが、こちらと同じ戦略を行うものと仮定します。なお、以下文語体になります。
(１)弾の総数が２発のとき [1]実弾が１発のとき
空砲・実弾が出る確率が共に50％で、実弾が1発しかないので、自身がダメージを負う確率は1/2、相手がダメージを負う確率は1/2である。つまり、相手を撃とうか自身を撃とうか、どちらのプレイングでも構わない。
(２)弾の総数が３発のとき [1]実弾が1発のとき
空砲の出る確率が2/3、実弾の出る確率が1/3である。最初に相手に撃つ場合、2発目以降は（１）の議論と同様になるので、全体として相手に2/3の確率でダメージを与えられ、1/3の確率で自身がダメージを負うことが分かる。最初に自身に撃つ場合、先ほどと同様の議論をすることで自身に2/3の確率でダメージが入り、相手に1/3の確率でダメージが入ることが分かる。したがって、この場合は初弾を相手に撃つプレイングが最適である。
[2]実弾が2発のとき
空砲の出る確率が1/3、実弾の出る確率が2/3である。最初に相手に撃つ場合、初弾が空砲であればお互いに１ダメージが入る。最初に撃つ弾が実弾である場合、(１)の議論より、1/2の確率で相手に2ダメージが、1/2の確率で両方にダメージが1入る。これらの結果をまとめて、最初に相手に撃つ場合、1/3の確率で相手に2ダメージが、2/3の確率で両方にダメージが入る。最初に自身を撃つ場合、初弾が空砲であれば、続けて自身のターンになるので、お互いに1ダメージずつ入る。初弾が実弾であれば、（１）の議論より、1/2の確率で自身に2ダメージが、1/2の確率でお互いに1ダメージが入る。これらの結果をまとめて、1/3の確率で自身に2ダメージが、2/3の確率でお互いに1ダメージが入る。したがって、この場合も初弾を相手に撃つプレイングが最適である。
ここまでの結果を表1にまとめる。
| 最適プレイング | 結果 | |
| (1)実弾１発、空砲1発 | 初弾は何でもよい | それぞれ1/2の確率で1ダメ |
| (2)[1]実弾1発、空砲２発 | 初弾を相手に撃つ | 相手に2/3の確率で、自身に1/3の確率で1ダメ |
| (2)[2]実弾2発、空砲1発 | 初弾を相手に撃つ | 相手に1/3の確率で2ダメ、お互いに2/3の確率で1ダメ |
(３)弾の総数が４発のとき [1]実弾が1発のとき
空砲の出る確率が3/4、実弾の出る確率が1/4である。最初に相手に撃つ場合、かつ初弾が空砲である場合、それ以降は相手について(2)[1]の場合が適用できるので、2/3の確率で自身に1ダメージが入り、1/3の確率で相手に1ダメージが入る。初弾が実弾である場合は相手に1ダメージが入る。これらの結果をまとめて、この場合では1/2の確率で自身に、1/2の確率で相手に1ダメージが入る。最初に自身を撃つ場合、初弾が空砲である場合、それ以降は(2)[1]の処理を適用できるので、2/3の確率で相手に1ダメージが入り、1/3の確率で自身に1ダメージが入る。初弾が実弾である場合は自身に1ダメージが入る。これらの結果をまとめて、この場合では1/2の確率で自身に、1/2の確率で相手に1ダメージが入る。したがって、この場合では初弾を相手に撃とうが、自身に撃とうがどちらのプレイングでも構わない。
[2]実弾が2発のとき
空砲の出る確率が2/4、実弾の出る確率が2/4である。最初に相手に撃つ場合、かつ初弾が空砲である場合、それ以降は相手について(2)[2]の結果を適用できる。また、初弾が実弾である場合、それ以降は相手について(2)[1]結果を適用できる。これらの結果をまとめて、この場合は1/6の確率で自身に2ダメージ、お互いに2/3の確率で1ダメージ、相手に1/6の確率で２ダメージ入る。最初に自身に撃つ場合、かつ初弾が空砲である場合、それ以降は(2)[2]の結果を適用できる。初弾が実弾である場合、相手について(2)[1]の結果を適用できる。これらの結果をまとめて、この場合は1/3の確率で自身に2ダメージ、1/2の確率でお互いに1ダメージ、1/6の確率で相手に2ダメージが入る。したがって、この場合は初弾を相手に撃つプレイングが最適である。
[3]実弾が３発のとき
空砲の出る確率が1/4、実弾の出る確率が3/4である。最初に相手に撃つ場合、かつ初弾が空砲である場合、自身に2ダメージ、相手に1ダメージが入る。初弾が実弾である場合、相手について(2)[2]の場合が適用できる。これらの結果をまとめて、1/2の確率で相手に2ダメージ、自身に1ダメージが入り、1/2の確率で相手に1ダメージ、自身に2ダメージが入る。最初に自身を撃つ場合、かつ初弾が空砲である場合、自身に2ダメージ、相手に1ダメージが入る。初弾が実弾である場合、自身に1ダメージが入った状態で相手に(2)[2]の結果を適用できる。これらの結果をまとめて、この場合は1/4の確率で自身に1ダメージ、相手に2ダメージが入り、1/2の確率で自身に2ダメージ、相手に1ダメージが入り、1/4の確率で自身に3ダメージが入る。したがって、この場合では初弾を相手に撃つプレイングが最適である。
（３）の結果を表2にまとめる。
| 最適プレイング | 結果 | |
| (3)[1]実弾が1発、空砲が3発 | 初弾は何でもよい | それぞれ1/2の確率で1ダメ |
| (3)[2]実弾が2発、空砲が2発 | 初弾を相手に撃つ | 1/6の確率で片方に2ダメ、もう一方に0ダメが入り、2/3の確率で両方に1ダメが入る |
| (3)[3]実弾が3発、空砲が1発 | 初弾を相手に撃つ | 1/2の確率で相手に2ダメ、自身に１ダメが入り、1/2の確率で相手に1ダメ、自身に2ダメが入る |
ここで疲れたのでこれ以上は試しませんが、これまでの結果を鑑みるに一般に自分に撃つプレイングは悪手で、常に相手に撃ち続けるプレイングが最適だと思われます。（弾の総数をk、実弾の個数を(0<α≦k)とでもおいて、数学的帰納法を使えば示せるかもしれませんが疲れたのでここでは示しません。気になる人は計算して試してみてください。）
だから、みんなも『Buckshot Roulette』をやってアイテムがないときはひたすら相手を撃ち続けるプレイングをしよう！！
終わりに
既に新歓は終了していますが、このサークルは基本的に参加するも自由、休むのも自由なゆっる～いサークルですし、その活動内容はほとんど遊ぶだけなので、せっかく大学に入ったのだから何でもいいからサークルに入ってみたいという方や、することがなさ過ぎて死んじまいそうな方は是非本サークルに一度来てみることをお勧めします！
